2009年4月13日月曜日

曹全碑10

 引き続き長い右払いの練習。右払いも細かく観察すると一字ごとに違いがある。末筆で筆先をはねあげるもの、素直に右下に引き抜くもの、線の上部が真っ直ぐなもの、弧をえがくもの等等。
 臨書を重ねるごとに新たな発見があるが、同時に今までの臨書の大雑把さを思い知らされる。
 
 右側二字目は「定」。うかんむりの下を「一」「之」のように作る。石門頌にも同様の形がある。楷行書では「之」のような形に作る例が多い。
 右側三字目は「徳」。旁上部をなべぶたのように作るのは憙平石経にも例がある。
 左側三字目は「賢」。上部の「臣」の縦画が突き抜けているが、隷書ではこの様に書くことがある。

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