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手習い草紙
日々の書と印の記録
2009年2月27日金曜日
趙之謙刻印 「趙之謙印」(模写)
以前模写した白文印「以分為隷」と対をなすもの。
2009年2月23日月曜日
趙之謙刻印 「如願」(模写)
印文の「如願」は、願いがかなうという意味である。漢魏のいわゆる吉語印には見えないが、幸福を希求する語であるから、吉語印の範疇に入れても差し支えないだろう。
「如願」はまた、『捜神記』に出てくる、彭沢湖の神の腰元の名でもある。行商人の欧明が 彭沢湖を渡るたびに供え物をし、その事に感心した彭沢湖の神、青洪君が与えたのが、この「如願」であり、その後、欧は願いがことごとく叶い、数年にして大金持ちになったという。
趙氏には同文の印が他に2方ある、それぞれ趣を異にしており興味深い。
2009年2月21日土曜日
曹全碑4
引き続き、基本点画の練習。波発のある横画も、ひとつひとつ微妙にちがう。
筆は国産の兼豪筆、紙は中国産の「毛辺」。「毛辺」というと、パリパリした触感で筆が滑りやすいものと思っていたが、最近購入したこの紙は、しっとりと柔らかく筆もよく食い込み、書き心地がよい。また中国産にありがちな、厚さのバラつき、不純物の混入も少ないようだ。
中国産は品質が安定してないことが多いので、偶然「あたり」を引いたということかもしれない。
2009年2月19日木曜日
王福庵 説文部首18(双鉤終了)
説文部首の双鉤もこれにて終了。本当は臨書と並行して進める予定だったが、それはこれから・・・
11月から始めて、結局3ヶ月弱かかってしまった。手間がかかる作業とはいえ、ゆっくりしすぎた。しかし、以前臨書した際には気づかなかった用筆、結構の工夫を見出すこと出来た。手間をかけた価値はあったようだ。
一枚目二行目以下一段下げて書かれているのが落款。「丁卯十一月廿有四日王禔篆」丁卯は1927年(民国16年・昭和2年)にあたる。ちなみにこの年、呉昌碩が没している。
二枚目末の印は上から①「王禔私印」②「原名壽祺」③「福厂居士」。『王福庵印譜』(東京堂出版)によれば、①は本文(説文部首)書写の前年である丙寅(1926年)、③は本文と同年の作である。②は款に「福厂刻於京師」とあるのみで紀年はない。
3枚目は盟友、丁仁(鶴廬)筆の封面。「王福厂書説文部目」落款は「玄黙涒歎嘉平月朔日鶴廬居士丁輔之署」とある。「玄黙涒歎」は『爾雅』に見える歳陽、歳陰を用いた紀年法で、壬申にあたる。
壬申は1932年(民国21年)である。「嘉平月」は旧暦12月をさす。
4枚目はその裏面。「西泠印社印行」とある。テキストに用いた『王福庵書説文部目』(西泠印社・1995年)の再版説明に、「この書は印社の所蔵で解放前に影印出版された」とあるのは、これをさすと思われる。
2009年2月17日火曜日
近刻2 「縁印」
これも最近作って、知人に贈ったもの。
2009年2月14日土曜日
漢代吉語印 「日有憙」(模刻)
吉語印とは文字通り、おめでたい語句を入れた印のことである。語句の内容は、安寧、長寿、富貴、さらには美食にまで及び、人間の欲望の殆どを網羅している。古くは戦国時代に例があり、漢代にいたって、その内容は多種となった。
この円印は「日び憙びあらん」(憙=喜)。円形の印面にあわせ文字をうまく収めている点に惹かれ模刻を試みた。
曹全碑3
『書道技法講座②曹全碑』(ニ玄社)を手本とした。 これは波発のある横画の練習。
2009年2月13日金曜日
近刻3種
上から「小林縁」 「生于丙寅」 「日新」
上の二種は知人に贈ったもの。最下段のものは今年の年賀状に用いた印である。
2009年2月12日木曜日
王福庵 説文部首17
都合により、ブログ編集画面にアクセスできず、二ヶ月放置状態になってしまった。
説文部首をはじめ、いろいろUPしたいものが溜まっているので、これからは頻繁に更新できると思う。
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