
師につかず、展覧会にもかかわらず独学で書を学んでいるため、好きなときに、好きなものを、好きなだけ書ける自由はある。しかし、せっかく手習いをするのだから、少しでもうまくなりたいという欲求もある。そのためには日々のたゆまぬ稽古しかない。
とはいえ独習者であるから、尻をたたく師匠もいなければ、奮起を促す展覧会入賞という好餌もない。好きなこととはいえ、怠け心も出てくる。そこで、日々の手習いをブログにアップすることを目標にし、お習字を習慣化しようとしたのだ。
しかし、自分の書いたものを人目にさらすにはなかなか勇気がいり、苦手な書体はアップを断念したことも多かった。ブログの内容(書体)にかたよりがあるのはそのためだ。
これからは、出来に多少の不満があっても、なるべくアップし、五体まんべんなくアップするよう心がけたい。
画像は呉大澂『篆文論語』の臨書。よく知られた冒頭の一節、「学而時習之」(学びて時に之を習う)である。自戒をこめて書いてみた。
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