2009年11月29日日曜日

河井荃廬 北魏風楷書印(模写)1

 篆刻家河井荃廬が、庇護者であった三井高堅(源右衛門)のために刻したもの。

 三井氏は中国古拓本の蒐集に力を注ぎ、金石に通じていた荃廬はその協力をするとともに、多くの印を刻している。
 これらの収集品は聴氷閣コレクションとして知られ、現在は三井記念美術館に所蔵されている。


 わが国で、北魏風の楷書を印に入れたのは荃廬が最初といわれおり、特に始平公造像風の住所印がよく知られている。

0 件のコメント: