2010年5月3日月曜日

旧作(手控え印譜より)




 上左より
「千秋萬歳」(模・漢印 平成13年) 「十駕」(平成12年) 「益意」(模・漢印 平成11年)
「是」(平成13年) 「意自閑」(平成12年) 「実事求是」(模・呉譲之 平成11年)
 下左より
「丁亥」(平成19年) 「乙酉」(平成17年) 「平安」(平成14年)
「鳥象形」(模・漢印 平成20年) 「大小二篆生八分」(模・銭松 平成18年) 「屠龍之技」(平成14年)

2010年5月1日土曜日

印譜完成

 以前から手がけていた手控えの印譜が完成した。印の整理、印箋の作成、押印、製本、題箋の作成など慣れない作業も多く、思ったより手間が掛かってしまった。
 印譜の題は『○○印譜』『○○印存』等とするのが普通だが、手控えということもあり単に「印景」(景=影)の文字を入れるにとどめた。
 制作年ごとに表紙の色を変え、区別がつきやすいようにした。ただし制作数が少ない年は複数年を一冊にまとめてある。
 なかなか手が付けられずにいた手控え印譜が完成し、ほっとしている。折をみて、気に入った印影のみで一冊の印譜にまとめたいと思う。

2010年4月11日日曜日

印影模写二種



上は呉譲之「可憐蟲」。
南北朝の歌謡『企喩歌』に「男児可憐蟲」とある。「男ってかわいそうな生き物さ」くらいの意味。
下は王福庵「人生識字憂患始」。
蘇軾のよく知られた句。

2010年3月27日土曜日

呉大澂 篆文論語4




①「而不慍不亦君」②「子乎 有子曰」


二枚目左行より第二章。

2010年2月10日水曜日

呉大澂 篆文論語3

前回のつづき。「亦樂乎人不知」

普段は何枚か書き込むのだが、これは一枚書き。

2010年2月7日日曜日

百福印9


朱文古璽に辺縁を二重にしたものがあるので、それに倣った。
石は軟らかめの巴林石。印刀をあてるとグズグズ崩れてしまうような材。刀のキレ味が出にくいので普段は使わないのだが、こういう古銅印の腐食した感じに倣った作には向くかと思い使用。
柔らかい感じは出たが、全体に鈍重な印象がある。部分的にもっと細い線を交えるべきだったかもしれない。

2010年2月4日木曜日

呉大澂 篆文論語2












上から①「子曰學而時習」 ②「之不亦説乎有」 ③「朋自遠方來不」

②において、「乎」は金文では語末の助詞には用いられず、替わりに「虖」を使っているので、呉大澂もこれに従っている。
                                                                              
學而篇の第一章。「学びて時に之を学ぶ」で始まるよく知られた章。以後順に臨書予定。
以下に 白文と書き下し文を載せる。

 子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。       
 
 子曰く、学びて時に之を習う、また説ばし(よろこばし)からずや。朋遠方より来たる有り、また楽しからずや。人知らずして慍みず(うらみず)、また君子ならずや。                                                                                                                                                                 
《参考文献》 蓑毛政雄 『論語を書く』 天来書院 2005