2010年11月22日月曜日

百福印15

金文の「福」。一般的なものとは偏旁の位置が逆である。
甲骨文や金文では、偏旁の位置がまだ定まっていないものがあり、これもその一例である。

「示」の縦画が右側に湾曲している形は、字書の形そのまま。
湾曲部との調和をねらい、楕円の輪郭でまとめてみた。
辺縁の太さの変化、字画と辺縁の接し方、カケの位置等工夫したつもりだが
まだちょっと、鈍重な感じがする。
もう少し大胆に輪郭を欠いても良かったかもしれない。

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