
今作っている印譜は、刻印を始めた翌年(平成12年)から去年までの印を収める。自刻印譜は過去に一部作成したのみで、刻印の大半は印譜にもまとめず、ほったらかしにしていた。
いい加減まとめて置かないと散逸するかもしれないので、重い腰を上げ八月中旬から作業に取り掛かった。
普通、印譜を編む際は駄作は入れず、作者会心の作(あるいはまあまあの作)を取るものだ。しかし今回は印、印影の残っているものはほとんど入れることにした。それは、ここ十年来の上達の度合いや好みの変化を確認してみたいからだ。
まあ、そんなわけだから現在の目から見ると、満足いかない作品も少なくない。人には見せず、たまに取り出して独り眺めることにしよう。
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