2010年2月10日水曜日

呉大澂 篆文論語3

前回のつづき。「亦樂乎人不知」

普段は何枚か書き込むのだが、これは一枚書き。

2010年2月7日日曜日

百福印9


朱文古璽に辺縁を二重にしたものがあるので、それに倣った。
石は軟らかめの巴林石。印刀をあてるとグズグズ崩れてしまうような材。刀のキレ味が出にくいので普段は使わないのだが、こういう古銅印の腐食した感じに倣った作には向くかと思い使用。
柔らかい感じは出たが、全体に鈍重な印象がある。部分的にもっと細い線を交えるべきだったかもしれない。

2010年2月4日木曜日

呉大澂 篆文論語2












上から①「子曰學而時習」 ②「之不亦説乎有」 ③「朋自遠方來不」

②において、「乎」は金文では語末の助詞には用いられず、替わりに「虖」を使っているので、呉大澂もこれに従っている。
                                                                              
學而篇の第一章。「学びて時に之を学ぶ」で始まるよく知られた章。以後順に臨書予定。
以下に 白文と書き下し文を載せる。

 子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。       
 
 子曰く、学びて時に之を習う、また説ばし(よろこばし)からずや。朋遠方より来たる有り、また楽しからずや。人知らずして慍みず(うらみず)、また君子ならずや。                                                                                                                                                                 
《参考文献》 蓑毛政雄 『論語を書く』 天来書院 2005




2010年1月3日日曜日

平成二十二年の年賀状




 今年の年賀状と、それに捺した印、「長楽無極」。

2010年1月1日金曜日

謹賀新年

 
 今年の干支にちなんで、虎の肖形印を模刻してみた。

2009年12月1日火曜日

年賀状


 ここ数年、年賀状は木版刷りにしている。手軽にパソコンで賀状が出来る昨今、あえて手作りにこだわっている。書や刻印を趣味としているのだから、新年のご挨拶もそういう趣味を感じさせるものにしたいのだ。
 しかし生来の怠け者のため、つい作業を先送りしてしまい、毎年大晦日ぎりぎりに彫ったり刷ったりしていた。昨年など三箇日明けに投函するという体たらく・・・
 今年はそんな情けない思いをしないようにと、早めに作り始めた。画像は背景に使う虎の絵の木版。絵は漢代の画像石から取った。これを朱刷りした上に、北魏風の楷書で文字を刷る予定。先日、北魏風楷書印を模写したのは、その練習のためだ。
 郵便局によれば、「年賀状は12月25日までにお出しください」とのこと。つまりこれが、確実に元日に届く最終投函日ということなのだろう。
 
 今年こそは早めに出し、のんびりと大晦日を過ごしたいものだ。
 


2009年11月30日月曜日

河井荃廬 北魏風楷書印(模写)2

 これも荃廬が三井高堅のために刻したもの。


 「聴」の「耳」は前回の印のように「耳」+「ン」に作る他、「身」のように作ることもある。
 
 「氷」は「ン」+「水」の形が小篆に近い。「氷」は「ン」と「水」の第二画が合わさってできた形。

 「鑑」は隷書以来、「金」が下にくる形が併用された。

 
 「鑑蔵」とは鑑定し収蔵するという意味。明の大学士王鍪(ぼう)に「震沢王氏鑑蔵書印」があり、清では西泠八家のひとり黄易が、翁方綱のために刻した「覃谿鑑蔵」が有名である。翁氏がこの印を随所に用いて以後、一般に流行するようになったという。
《参考文献》
佐野光一 『収蔵賞鑑印』 東京堂出版 1992