2009年3月25日水曜日

肖形印 「獣形」(模刻)

 これが一体何の動物なのかはわからない。頭部からの突起がくちばしのように見えるが、足の太さから推測して鳥ではあるまい。仮に獣形としておく。
 ともあれ、必要最低限の点と線で構成された素朴な作だ。しかも、獣形の位置、周囲の余白等無駄がなく安定感がある。これらをどこまで模すことができたろう。
 お手本の印影は『図説中国の古印』(羅福頤著 北川博邦訳 雄山閣1983)によった。同書によれば、戦国時代の遺物とのことである。

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